MAGAZINE
KLPマガジン
株式会社KLPコーポレーション

Vol.1 現代建築に生きる「宮大工の技」は 師匠から弟子へ「見て・聞いて」伝わる
2022.7.20PICK UP
社寺・仏閣の設計
宮大工の歴史について
社寺・仏閣の造営において、その設計に携わるものが必ず頼りにしてしまうのが、「宮大工」と呼ばれる専門熟練職人の技。古来から地震の多かった日本という国で、劣化の激しい釘や補強金物を使わずに、木を組み合わせることで木造建築物の強度を維持するその技は全て、師匠から弟子へと口伝されたもの。その歴史は、遠く飛鳥時代まで遡ると言われており、この国にある全ての社寺仏閣において、宮大工たちに伝わる「木組み工法」が、造営から修繕までを支え続けています
「宮大工」の仕事とは?
現代の住宅建築にも通じる「宮大工」たちの技の数々は、まず、「木を読む」ところから始まると言われます。現場のトップである棟梁が、木の性質を読み取り、「どこに使うのに適しているか」を判断し、「どう使うか」を決断して、加工していく。その加工に使う道具も、個々の大工が現場で調整・創出します。
このコラムでは以降数回にわたり、彼ら「宮大工」の仕事について説明していきましょう。