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株式会社KLPコーポレーション

Vol.1 時代で移り変わる「新婚部屋」の 間取りニーズを知る
2022.7.20PICK UP
アパート設計のコツ
賃貸共同住宅「時代のニーズ」
賃貸共同住宅を作るにあたって、まず最初に考えなければいけないのは、延べ床面積の中で「どの程度の広さの部屋を、何室設定するか」ということ。それを決定する上で、考慮しなければいけないのが、その共同住宅の「周辺環境」と、それに合わせた「時代のニーズ」。
今回は、このうち、「時代のニーズ」について、賃貸専門の不動産会社トップに取材をしました。
賃貸アパートに住む「共稼ぎの新婚家庭」
「賃貸アパートに住もうという人たちの属性は、本当に多岐にわたっていますが、ここでは、最近ご案内させていただいた『子供のいない、共稼ぎの新婚家』を例にとってお話をしましょう。
一昔前にDINK’Sと呼ばれたこうした人たちは、〝二人それぞれの生活を大事にしながら、しばらくは子供を作らない〟という考えを持っていて、特にマイホームを建てる予定もなく、それぞれが個室を持って、必要な時だけリビングに集まる、というスタイルのため、2DK以上の、それなりに家賃の高い物件を探すケースが多かった。ですが近頃は、〝子供ができるまでの繋ぎだから〟〝マイホームの頭金が貯まるまでだから〟といった理由で、1DK以下の、駅から遠くても家賃の安い物件を探す〝新婚夫婦〟が増えてきた、という気はしますね」
少子化対策が進み、住宅ローン控除の税率も上がった昨今、「結婚→即、マイホーム購入」の家庭も増えているという。賃貸共同住宅の企画者・設計者はこうした、属性ごとのニーズの移り変わりは、つぶさに追っていく必要があると言えるだろう。